プロフェッショナルに聞きました

足だって年齢が出る! 見えなくても手間暇かけて女子力UP

ネイリスト 岡田薫さん

かつて「世界ふしぎ発見!」のミステリハンターとして、世界中の秘境を飛び回っていた岡田薫さん。現在は、10代からの夢だったというネイリストとしても活躍中です。手先よりも足のケアに力を入れ、冬でも素足にパンプスという岡田さんに、フットケアのコツや最新ネイルトレンドなどを伺いました。

プロフィール

ネイリスト 岡田薫さん

東京・恵比寿にあるネイルサロン「Lagoon」主宰。2000年から「世界ふしぎ発見」のミステリーハンターとして世界中を世界の秘境を飛び回った後、2009年より10代からの憧れだったネイルの世界へ。現在は、ネイリストとして活躍するほか、CMを中心に出演もしている。美容情報やおすすめネイルなどが見られるブログも注目→ こちら
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見せるからこそ、気をつける!

 私は手か足、どちらをよりケアしているかって言うと、足なんです。たとえ冬場は見えなくても、見えない所にオシャレをしてるのって素敵だと思いませんか? 例えば、好きな人と一緒にいる時に、もし靴を脱いだ時に見えた足裏がすごくきれいで、しかも爪まできれいにお手入れされてたら、同性の私でもドキッとする。
 私が足をケアするようになったきっかけも、知り合いの綺麗な方の足裏がすっごくきれいだったのを見た時でした。私もあんな風になりたい、キレイにしたい、と思い、手をかけるようになったんです。それまでは、仕事柄歩き回っていたこともあって、足も爪も気にしていなかった。実際、「世界ふしぎ発見!」のころは、足ボロボロでしたし(笑)。でも今は、一番手をかけてるパーツは足。足は意外と年齢が出てしまうし、手をかければ必ずきれいになりますから。
 フットケアって後回しにしてしまいがちですけど、すごく大切だと思うんです。手は、スキンケアをする時にあまった化粧水などを自然と伸ばしたりするせいか、意外ときれいな方が多いのですが、足はやはり怠りがち。でも、足裏がガチガチだとそれだけで老けてみえてしまうし、どんなにネイルをきれいに塗っても、魅力が半減してしまう。さらに、私は靴がすごく好きなので、冬場でも今日履いているような爪が見えるオープントゥのパンプスを素足で履くことが多いんです。職業柄ということもありますが、見せるからこそ、気をつけています。香水も足首につけてるんですよ。下からふわっと香りが上がるので、香りがやわらかくてお薦めです。ウチのお店の子もみんな、足は本当にきれいにしていますね。

おうちケアは「3歩手前」がカギ

 私が日常的に行っているフットケアは、まず3週間に1回、自分のサロンのスタッフに角質のケアをしてもらっています。角質の削りすぎはよくないのですが、自分でやると知らないうちについ削りすぎちゃって、逆にかかとが硬くなったりするんです。ですから、自分の状態を一番わかってくれる、プロに触ってもらいながら、必ずケアするようにしています。あとは、角質をとったその日からきちんと保湿をしていくこと。削りっぱなし、取りっぱなしではなく、その後の保湿が大事ですね。保湿にやりすぎはないと思っているので、残った乳液を足の裏に塗るとか、保湿クリームを塗って靴下を履くとか、常に意識しています。冬でも外では基本素足の私ですが、うちでクリーム塗った後は、ちゃんとふわふわの靴下履いてるんですよ(笑)。
 足のケアは、毎日やるだけで確実に変わってきます。ですから、月に1回くらいサロンでケアしていただくのが理想的です。ただし、費用もかかるので、その場合自宅でのケアをお薦めしています。ただし、自宅でやすりをかける場合は、自分がOKと思うライン(=ここまでいったらツルツル!)という「3歩手前」で止めてくださいとお伝えしています。ホームケアで「きれいになった!」というレベルまで削ってしまうと、削りすぎている場合がほとんどなんです。ですから、注意してください。あとは保湿ですね。高いクリームである必要はないので、そこら辺にある安いクリームやいらなくなったボディクリームなどで、しっかり保湿してください。残った乳液を足裏に塗るだけでも全然違いますよ。
 これまでも、もともと乾燥肌だったこともあって、ボディクリームなどは塗るようにしていましたが、足先までひと手間かけるようになったのは最近なんです。CMのお仕事をしていた時期よりも、今の方がよっぽどケアしているくらい(笑)。でも、生活が規則正しくなったこともあって、昔より肌の質がよくなりましたね。
 ただ、私の仕事は、キレイのお手伝いをする仕事なので、常にキレイでいられるようには心がけています。せっかくネイルをしてキレイになるなら、ちゃんと気遣っている人からケアしてもらう方がいいですよね。せっかくお金を払ってきて頂くので、お客様に過ごしていただく時間を大切にしたいと考えています。ですから食事も、食べるのが大好きなので食事制限こそ一切していませんが、週に1-2回はジムに行くようにしています。あと、朝には果物をとったり、駅で生ジュースを飲んだりもしていますよ。

足は濃い色を選ぶべし

 足のネイルは、月に1回くらいのペースで変えてます。色を選ぶコツは、濃い色を選ぶこと。手に比べると、足は目線が遠い分、淡い色より濃い色の方がきれいに見えるんです。淡い色は、白くてモチモチの肌の人ならきれいに見せられますが、普通の肌だとぼやけちゃうので、濃い色をガンっとやった方が映えますね。
 また、冬は、赤ベース、ラメベース、白のグラデーションのように、クリスマスとかニューイヤーを意識したような感じが増えてきます。ただ、同じ赤でも、肌によって似合う赤は違うので、肌に合わせた色味を選ぶことをお薦めしています。足は目立つように、5色ラメで色を全部変えたりする人もいらっしゃいますね。
 これから春にかけては、ピンクやチェック柄がお薦めです。ピンクと言っても、薄いピンクや青みがかったピンク、赤に近い濃いピンクなど種類がたくさんあるので、うちのサロンでも新色を作成中なんですよ。また、エスニック風アートもまだまだ流行中ですが、サンダルを履いたりして足元がさらに目立つ季節には、カラフルなストーンを取り入れて、華やかにするのもカワイイですよ。
 冬は、足が硬くなってしまうので最初はケアで来る方が多いんです。でも、一回(足裏が)きれいになると、「こんなに足ってキレイなものなんだ!」って気付いて、そのままネイルもしたくなる方が多いようですね。そうなると、たとえ普段見えなくても、常にきれいにしたくなってしまう、と。
 私が思う、きれいな足ですか? 甘皮がカットされ、爪の形も整えられてて、かつ足の裏までケアされている"フットケアが行き届いた足"ですね。そこにカラーリングがされていたら、もう最高。「わぁ、素敵!」って思います!

岡田薫さんのおすすめ

この春お薦め! ピンクネイル

この春のイチオシカラーはピンク。一口にピンクといっても、そのバリエーションは豊かなので、自分の肌の色を見ながら、気分に合わせてチョイスして。ベースの色をマーブルやチェックなどの柄にしたり、ストーンやラメなどでアクセントをつけるとかわいさもUP。華やかに彩った足元で、サンダル足に一歩差をつけてみては?

パフュームオイル MISS MARISA

L.A発ブランド、ebbaのロールオンタイプのパフュームオイル「MISS MARISA」。プラムブロッサム、カシス、モロッカンミント、ウォーターリリーをブレンドした甘く優しい香り。足にこだわる岡田さんは、あえて足元につけ、さりげなくふわっと香らせているのだそう。

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