プロフェッショナルに聞きました

足の悩みの予防は歩き方と靴選びから!そしてフットケアをすることで変わる女性たちとは?

フットケアサロン aplicie アプリシエ 主宰 大島道子先生

今年でフットケアサロンをオープンして10周年を迎えた大島道子先生。 10年前からたくさんの女性たちの足を見続けている先生によると、女性を悩ませる足のトラブルは変わらないと言います。 かつては先生自身も、多くの足の悩みを持っていたものの、今はまったく悩んでいないとのこと。 そんな先生に、フットケアがもつ深い意味や独自の美しい素足論を伺いました。

プロフィール

フットケアサロン aplicie アプリシエ 主宰 大島道子先生

フットケアサロン aplicie アプリシエ 主宰 大島道子先生
横浜・元町にある女性専用のフットケアサロン「aplicie アプリシエ 」主宰。
JRECリフレクソロジスト、Orthotics Societyフットケアトレーナー、フットセラピスト、他。多様化する足のトラブルへの施術だけではなく、フットケアやウォーキングのセミナー等も行っている。最近では企業の研修でウォーキング講師も務めている。
主宰のフットケアサロン「aplicie アプリシエ 」では、フットケアだけでなく、ネイルケア、ウォーキングレッスンなど幅広いメニューが人気。
フットケアサロン「aplicie アプリシエ 」→こちらhttp://www.aplicie.jp

フットケアをすることで、驚くほど変わる女性たち

・フットケアで肩こり・腰痛まで...
足は人に見られない場所なので、悩みがあってもつい我慢してしまい、次第に痛みに慣れてしまったり、諦めてしまいがちです。 私もかつて外反母趾・角質・タコ・ハンマートゥなど色々な足の悩みを抱えており、特に外反母趾は手術をするかしないか、というくらいひどいものでした。けれどもそれくらい悩みを抱えると足の痛みが当たり前だと思って、仕方がないと諦めていました。しかし、フットケアの専門学校に在学中、実習で組んだ同級生達に「大丈夫?」「痛くない?」と口々に心配され、一方私は同級生のキレイな足を見て、自分の足との違いにとても驚きました。さらに授業で足について学んでいくと、足に良くないことをいかに自分がしてきたか、それまで当たり前だと思っていた自分の足に多くの悩みがあったことに気づかされました。 気づいてからは、それまで諦めていた足をきちんとケアをするようになりました。すると、フットケアをして足の状態が良くなっていくにつれ、足の痛みだけではなく、肩や腰の痛みも和らぎ、身体の調子が改善していきました。さらに苦手だったウォーキングが好きになり、今まで履けなかったヒールの靴でおしゃれも楽しむようになりました。


・「自分の体に向き合う」ということ
サロンにいらっしゃるお客様でも、最初は「何もできないからケアしてほしい」とお任せされていた方が、フットケアをして足の悩みが少しずつ良くなると、「最近足の保湿をするようになりました」や「あのフットケアグッズってどうですか?」等と足のケアをすることに積極的になっていきます。足がキレイになることで、ご自分の体に向き合えるようになるって素晴らしいことですよね。

「素足が気になるからサンダル履けないわ!」と言っていた方が、きちんとケアを続けることで、サンダルを心おきなく楽しめるようになった頃には、別人のように表情が違うものです。 やはり女性ですから、オシャレの幅が広がると気持ちが明るくなることってあると思います。 足だけではなく、自分自身悩んでいたり、コンプレックスを持ったままの状態だと何かと消極的になってしまいがちです。たとえ人には見せない足の悩みでも、きちんとケアをすることで美しく保ち、時にはオシャレをすると気持ちが明るくなり、表情や性格が驚くほどに変わったりします。フットケアを通して、そういう方をサポートできることも嬉しいです。

フットケアから歩き方へ、靴はどう履くかが大事

・実はとても難しい靴の選び方
サロンには、様々な足の悩みの方がいらっしゃいますが、靴の選び方や歩き方にお悩みの原因がある方が殆どです。 きちんと足をケアしてあげても、足に合った靴で正しい歩き方をしないと、なかなか足の悩みは解消できません。

靴屋さんで「ぴったり!」と思って買っても、時間が経つと合わなくなってしまうことってありませんか? 実は靴は履き方や、歩き方によって変わってしまうのです。 元々、100点の靴を探すのは難しいですし、オーダーメイドの靴を作っても、歩き方の癖で靴の形を変形させてしまうこともあります。特に女性の場合は、ファッションに合わせて、いくつか靴を履きまわしたい欲があるので、靴選びがより難しいと思います。


・足のトラブルを防ぐ靴の選び方&使い方 そこでおすすめなのが、市販の靴を用途に合わせて選ぶこと、インソール等で調節することです。 欧米には靴を「持って行って履きかえる」という文化あります。例えば家からパーティー会場への移動時間は歩きやすい靴を履いて、会場ではパーティー用の靴を履く。それだけで、足にかかる負担が抑えられ、トラブルを防ぐことにつながります。 そして、様々なインソールも販売されておりますので、靴が足にフィットするように、いくつか組合わせて使うのもお薦めです。また、最近はパンプス用のバンドもあり、これを使うことで足がパンプスから浮きにくくなります。 靴を調整して履くことによって、足の疲れが軽減され、歩きやすくなるのでお悩みの方は使ってみてくださいね。


・トラブル知らずで美しくなれる歩き方 足のトラブルには歩き方も大きく影響しています。 靴のかかとの外側が減っていたり、素適なパンプスを履いていても膝が曲がっていたりしません? かかとから着地し、足の裏からゆび先までをしっかり使い、最後に膝を伸ばします。 また、足だけではなく、上半身の姿勢も大切です。 姿勢を整えて歩くことにより、見た目に美しいだけではなく、頭の先から足の先までを使う、とても良い全身運動になります。最初は筋肉痛になってしまうほど見た目よりもハードですが、意識して全身を使って歩くと、様々な足のお悩みの改善だけではなく、肩こりや腰痛などのお身体のお悩みも軽くなったり、シェイプアップ効果もあるんですよ。

フットケアで魅せたい自分になる

足は構造が崩れると足だけではなく全身に影響がおよび、何が起こるか、どうケアすればいいのか、原因と改善がわかりやすくて面白い部位です。 私がかつて足に色々な悩みを抱えていた時は、腰痛にも悩まされていたのですが、足のトラブルを解消していくにつれて、腰痛も自然と改善されていました。

また、身体の悩みやトラブルだけではなくて、足が美しくなることで履きたかった靴が履けるように、様々なことにアクティブになり、魅力を増していく方が多いです。気持ちが明るくなることで、写真を撮られるのが好きになった、気持ちが前向きになったという方もいらっしゃいます。

今まで、姿勢やウォーキングのレッスンを受けられる方は、姿勢や歩き方による問題を解消したい方、接客業等の人前に立つ方が多かったのですが、最近では、マナーの一つとして、自分をより良く魅せるために受けてくださる方が増えてきました。 TVや雑誌等でも姿勢や歩き方が注目され始め、自分で姿勢の悪さに気づいた方、他人に姿勢の悪さを指摘された方の他に、人に見られることを意識することの多い就職活動や婚活中の方、さらには会社を定年退職された第2の人生をアクティブに満喫したいと言う方など、様々な方がレッスンを受けに来てくださっています。

きちんとお手入れをした美しい足、整えられた美しい歩き方は、足自体の悩みやトラブルを解消するだけではなく、身体の不調を解消し、気持ちを明るくすることで人生すら変える力があると思っています。

隠せる場所だから、と諦めるのではなく、足に目を向けて自分を知ることで、自分らしく人生を楽しむことができるはずです。ぜひ改めてご自身の足を見てみてください。

編集後記

セミナーを始め、色々な活動でご相談に乗っていただいている大島先生に、じっくりと大島先生のこと、フットケアのこと、たくさんお話を聞かせていただきました。

意外だったのが、先生もかつては足の悩みをたくさん抱えていたこと!
そして、フットケアをしていくうちに、足以外にもいろんな良いことがおこったこと! 足の美と健康を応援するため、フットケアのやり方や、足の悩みについて情報を発信していましたが、さらにその先があるのでは?と大島先生の話を聞いて思いました。

また、サロンには足の悩みの解決だけではなく、癒しを求めてやってくる方も多いそうで、取材中にもかかわらず、私たちもゆったりとした音楽、温かい光の照明、そして優しい大島先生に癒されていました。 大島先生が主催されるフットケアサロン「aplicie」はこちらhttp://www.aplicie.jp/

大島道子先生のおすすめ商品



ジクタボール シュルンデン
大島先生がサロンでの施術の際に使用している保湿クリーム。
これは厚い角質にもよく浸透するので、角質が厚い方にもおすすめです







ミュールバンド foot solution 
ストラップが付いていないパンプスは、足が浮きやすくなるので、このようなバンドがあるとトラブル防止になります。 せっかくかわいい靴を買ったのに...とためらう方もいらっしゃいますが、行き帰りの時につけて、人に会うときは外すだけでも足にかかる負担が軽減します。
かわいらしいデザインの物も販売されているので、探してみてください。